30代が社員未経験で正社員に転職する方法

30代が社員未経験で正社員に転職するには

30代で正社員未経験の方が、正社員に転職するのは正直難しいでしょう。
たとえ未経験可の求人に申し込んだとしても、社会人経験は最低限のこととして求められるものです。
なかには「ビジネスマナーがない」という理由で、面接を5分で打ち切られた方もいるほどです。

ですが逆に言えば、最低限のマナーを身につけることで、正社員になれる可能性があるということ。

この記事では、30代社員未経験者が正社員に転職するための方法を紹介しています。

30代社員未経験で正社員を目指すのが難しい理由

30代社員未経験者が、正社員を目指すのが難しい理由は次の3つです。

  • 社会人経験がない
  • ビジネスマナーを知らない
  • 中途採用向けの求人しかない

社会人経験やビジネスマナーを知らないことは、30代にとってマイナス要因でしかありません。
ではなぜ、求人を探すのが難しくなるほど、社会人経験やビジネスマナーが重視されるのでしょうか。

その理由は「教育にコストがかかる」からです。

日本の場合「新卒一括採用」が基本です。
つまり22~24歳で企業に新卒として採用され、基本的なビジネスマナーを教わることが一般的な流れとなっています。

この流れに乗れなかった方は、「別枠で教育する」ことになりますよね。
つまり企業にとって「余分なコストが発生する」要因になるのです。

また多くの企業は、給与を「給与テーブル」という表を使って決めています。
基本給と能力給に分かれていることが一般的ですが、そのうち「基本給」は「年齢」によって上がっていきます。
つまり30代というだけで、経験や知識に関係なく給与が高くなるのです。

だから30代社員未経験者は、正社員になることが難しくなります。

ですが基本的なビジネスマナーを身につけていれば、教育コストを抑えることができます。
つまり「基本的なビジネスマナーを身につける」ことが、正社員を目指すために重要なポイントなのです。

最低限のビジネスマナーを身につける

30代社員未経験で正社員を目指すときは、まず基本的なビジネスマナーを勉強してください。
ビジネスマナーを学ぶ方法は、本やビジネススクールなどがあります。

オススメの方法は「ビジネス能力検定」の合格を目指して勉強すること。

目標があるとやる気も違ってきますし、検定試験を受けることで理解度を確認することもできます。
参考リンク「ビジネス能力検定
また履歴書にビジネス能力検定を書くことで、一定レベルの知識がある証明にもなります。
正社員を目指す意欲とやる気を認めてくれる企業もあるはずです。

もちろんビジネス能力検定にこだわる必要はありません。
独学で勉強できるのなら、ビジネスマナーに関連した本を買って勉強しても良いですよね。

履歴書・職務経歴書の書き方を学ぶ

意外に思われるかもしれませんが、履歴書や職務経歴書の書き方が悪くて不採用になる方が一定数います。
履歴書や職務経歴書は、企業に自分をアピールして「この人に会いたい」と思わせることが目的です。
そのため「書き方が悪い」「読みにくい」のは論外。
最低限読んでもらえる書き方をすることが大切です。

なのでビジネスマナーを勉強しながら、履歴書と職務経歴書の書き方も勉強してください。
書き方を勉強する方法は次の4つがあります。

  • 本を読む
  • 転職サイトの記事を見る
  • ハローワークのセミナーを受ける
  • 転職エージェントに相談する

自分で勉強するのなら、本を読んだり転職サイトの記事を読むといいでしょう。
ですが自己流では限界がありますから、ハローワークのセミナーや転職エージェントに相談することも考えてみてください。
応募する企業ごとにどう書けばいいのかを、教えてもらうこともできますよ。

未経験でも転職しやすい職種を狙う

履歴書や職務経歴書の書き方を勉強したら、いよいよ求人を探していきます。
求人を探すときのポイントは、未経験でも転職しやすい職種を狙うことです。

とは言っても、やってみたい仕事もありますよね。
なので「未経験でも転職しやすい職種」と並行して、「希望する職種」の求人も探していきましょう。

未経験でも転職しやすい職種には、次のものがあります。

  • 営業
  • 飲食店
  • 小売店
  • 介護
  • IT関係
  • 量産工場の作業員

簡単に説明しますね。

営業

営業は良くも悪くも実力主義の世界です。
そのため未経験者でも採用されやすく、結果を出せれば出世することも、大きく稼ぐこともできます。

ただし業界によってはかなり厳しいことも多く、中途半端な気持ちでは務まらないのが営業です。

ですが営業として働けば、ビジネスの基本的な流れを学ぶことができ、コミュニケーションスキルも身につけることもできます。
また営業スキルは業界が変わっても通用することが多く、きちんと経験を積めば、他の業界への転職もしやすくなるでしょう。

大変な仕事ですが、様々な経験を積むことができるのが特徴です。

飲食店

飲食店は今人手不足のため、未経験者でも比較的採用されやすい業界です。
業務がほぼマニュアル化されているため、仕事を覚えやすいことも特徴ですね。

ただし勤務はシフト制になるため、生活が不規則になりがちです。
またアルバイトやパートが見つからず、人手不足で苦しんでいるお店もあります。
人手不足のお店で働くことになると、勤務時間が長くなったり、休日が削られることもあるでしょう。

採用されやすい業界ですが、辛い面があることも理解しておくべきです。

小売店

小売店も飲食店と同じく人手不足の業界です。
注意点も飲食店とほぼ同じですね。

違いとしては売り場の作成を任せてもらえたり、商品の発注や陳列などができることでしょうか。

店長になると自由度も高くなるので、やりがいが出てくるかもしれません。

介護

介護業界も人手不足の業界です。
働く施設によって勤務体制に差があり、24時間365日対応しないといけないこともあります。

人を介助する仕事のため、責任が重く、中途半端な気持ちで務まる仕事ではありません。
お年寄りやその家族ともコミュニケーションを取る必要もあるため、人間関係のストレスも多いようです。

将来性はすごく高い業界なので、今のうちに経験を積んでおけば、将来大きく伸びる可能性はあります。

IT関係

IT関係は常に人手不足の業界です。
ひとりでも多く人材を集めるために、未経験者には研修やスクールを用意している企業もあるほどです。
30代前半まで対象にしている企業も多いので、IT関連に興味があるのなら、応募してみてはいかがでしょうか。

無料で専門的な知識を教えてもらえますし、そのまま働くことでさらにスキルに磨きをかけることができます。

ただブラックな企業も多いようなので、就職する前に企業研究を必ず行ってください。

将来性は高く、今後も廃れることは考えにくい業界なので、思い切って飛び込んでみても良いかもしれません。

量産工場の作業員

量産工場の作業員はルーチンワークが主な作業となるため、未経験でも採用されやすい職種です。

ただし最近は量産拠点を海外に移行する動きもあり、どの業界の工場に入社するのかが、かなり重要なポイントになります。

たとえば自動車業界は、今後20年から30年ほどでガソリン車が無くなり、電気自動車に移行する可能性があります。
そうなると現在使われているほとんどの部品が無くなるはずです。
とくにエンジン回りの量産を行っている工場は、下手をすると倒産する可能性さえあります。

逆に考えればモーターケースやボックスなど、電気自動車関連の部品を扱っている工場は、今後伸びるかもしれません。

他にも自動車だけではなく、食品や衣料など様々な工場があります。
ホワイト企業も多い工場ですが、就職するのなら業界の将来性まで考えて判断することが大切です。

求人の探し方

実際に求人を探すときは、利用できる転職媒体を全て利用してください。
主な転職媒体は次の4つ。

  • ハローワーク
  • 転職サイト
  • 転職エージェント
  • 求人雑誌・新聞

求人媒体は大手企業ほど転職サイトや転職エージェントを利用する頻度が高く。
中小零細企業ほどハローワークを利用しています。

全ての転職媒体を利用できないとしても、「ハローワーク」と「転職エージェント」は利用するべきです。

ハローワーク

ハローワークには地元の優良企業や、中小零細企業の求人が集まります。
社会人未経験者向けのサポートも行っていますので、正社員を目指すのなら必ず利用するべきです。

ハローワークの特徴として、求職者が働きかけないと何もしてくれない、というのがあります。

当たり前のことですが、サポートしてほしいこと、聞きたいことなどがあれば、自分から声をかけるようにしてください。
「やりたいこと」を「やりたい」と伝えないと、ハローワークは何もしてくれません。
逆に言えば自分から働きかけることで、かなり手厚いサポートを受けることができます。

転職サイト

転職サイトには「1つの求人で大勢の応募者を集めることを目的」とした求人があります。
また職務経歴を入力することで受け取れるオファーメール(スカウトメール)は、あなたに興味を持った企業や転職エージェントから、直接案内が届く優れもの。
書類選考免除、一次面接免除などの特典が付いていることもあるので、転職サイトを利用するのなら、オファーメールは必ず受け取れるようにしてください。

他にも転職に関する記事やオリジナルコンテンツも多く、きっと転職の参考になりますよ。

転職エージェント

転職エージェントは、専任のキャリアコンサルタントが、転職に関わるほぼすべてのことをサポートしてくれる、優れたサービスです。
転職エージェントがサポートする内容は主に次の6つ。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給与交渉

ほかにも直接聞きづらい質問を代わりに聞いてもらうこともできます。
これだけのサービスを「無料」で受けられるので、転職を考えている方全員に利用してほしいサービスです。

企業とのやり取りを減らすことができるので、転職活動をスムーズに進めることができますよ。

ただし注意点としては、30代社員未経験者は利用を断られることもあります。
もし断られたとしてもめげずに、別のエージェントに登録してください。

求人雑誌・新聞

求人雑誌や新聞は、視野を広げるために利用します。
コンビニやレストランなどに無料の求人雑誌が置いてあるはずです。
それらをもらってザっと目を通すだけで、色々な職種があることに気が付くことでしょう。

就職に役立つコラムも掲載されているので、空き時間にぜひ目を通してください。

ちなみに新聞は求人欄が少ないので、掲載される曜日だけ購入して読むことをオススメします。

最後に

30代社員未経験者が正社員でなかなか就職できない原因は、最低限のビジネスマナーを教わっていないからです。
もちろん経験やスキル不足で採用されにくい職種はあります。
ですが根本的な原因を考えていくと、ほとんどの場合「ビジネスマナー」に行きつくはずです。

なので正社員を目指すときは、大変かもしれませんがビジネスマナーの勉強から始めてください。

次に大切なのは「第三者の意見」を聞くこと。
自分で考えて行動することももちろん大切です。
ですが就職や転職に関しては、相談できる場所が沢山ありますし、それぞれプロと呼ばれる人たちがいます。
しかもプロへの相談も、無料のものがほとんどです。

無料で相談できるなら、悩むよりも相談したほうが早く解決できますよね。

ハローワークでも転職エージェントでも構いません。
必ず第三者の意見を聞き、分からないことは教わりながら進めてください。

あとは本人の努力と、諦めない気持ちが何よりも大切です。

この記事を読んでくださった皆さんが、1日でも早く転職できることを祈っています。