30代は仕事がない?仕事を探すポイントとは

窓の外を見つめる女性

今よりも仕事に励みたいと思い、将来を夢見て退職。
新しい仕事を求めて転職活動をしているけれど、なかなか次の仕事が見つからない。
苦労して見つけた仕事を始めてみれば、そこはブラック企業だった。

これは、私が初めて転職したときに体験した実話です。
ここまで酷くなくても、同じように仕事が見つからず苦労している方もいることでしょう。

なぜ一生懸命仕事を探しているのに、なかなか見つけることができないのでしょうか。

その理由は「仕事を探すポイント」を抑えていないからです。
逆に言えばポイントを抑えることで、希望する仕事を見つけられる可能性があります

この記事では私の実体験を踏まえ、30代が仕事を見つけるためのポイントを紹介しています。
「仕事が見つからない」と悩む方の、参考になれば幸いです。

仕事を探す前の準備

いきなり仕事を探し出しても、なかなか希望に合った求人を見つけることは難しいものです。
なぜなら「希望」そのものがあやふやですし、自分に何ができるのかもはっきりしていません。

なので仕事を探す前に、次に準備をすることが大切です。

転職で叶えたいことを書き出す

仕事を探す上で大切なことは、給与や勤務地などの条件に優先順位を付けることです
理想はすべての希望を叶えることですが、そんな求人に出会うことはほぼありません。
仕事を探す上で、何かしら譲らないと就職できないものです。

転職で考える条件には、次のようなものがあります。

  • 給与
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 休暇・休日
  • 仕事内容
  • 役割・ポジション
  • 職場環境・企業風土
  • 評価制度(人事評価)
  • 福利厚生

まずは上記項目で叶えたいことを書き出してください。
たとえば給与は25万円以上、勤務地は家から40分以内、などです。

次に優先順位を付けていきます。
給与額は譲れないけれど、勤務地は60分までなら「可」とする、と言った具合です。

叶えたいことを書き出し、優先順位を付けることで求人が探しやすくなります。

注意点としては、「不可能な希望は書かない」こと。
給与月収200万円とか、勤務地は徒歩1分などですね。

現実的な範囲で希望を書き出し、優先順位を付けるようにしてください。

キャリアの棚卸は必ず行う

転職ではキャリアの棚卸は必ず行ってください。
できれば具体的な転職活動を始める前に、キャリアの棚卸を行うべきです。

なぜキャリアの棚卸が必要なのか。

その理由は3つあります。

  • 職務経歴書を書くときに行う必要がある
  • 自分の強みを理解していない方が多い
  • 具体的なアピールポイントを把握できる

まず自分の強みを理解していない方が非常に多いからです。
強みが理解できていなければ、選考書類や面接で効果的にアピールすることができません。

またキャリアの棚卸を行うことで、職務経歴書の作成が楽になります。
志望する求人ごとに、内容を書き換えることも簡単です。

自分自身を振り返るきっかけにもなりますので、キャリアの棚卸は必ず行ってください。

キャリアの棚卸を行う手順

キャリアの棚卸は次の順番で行っていきます。

1.経験した業務、プロジェクトを書き出す
2.職場での役割を書き出す
3.成果や問題解決したこと、改善したことをなるべく「数字」を使って書き出す
4.3について、結果に至るまでの「過程」を書き出す
5.3について、失敗やアクシデント、乗り越えた方法を書き出す
6.4と5について、学んだことや身についたことを書き出す
7.マネジメント経験があれば、対象者や年齢層など、全て書き出す

見ていただけばわかるように、キャリアの棚卸は簡単に終わるものではありません。
人によっては面倒くさくなってしまうものです。

ですが仕事を探す上でとても大切なことなので、時間をとって必ず行うようにしてください。

企業はどこに求人を出しているのか

仕事を探す準備が整ったら、次は企業がどこに求人を出しているのかを把握します。

次のグラフは厚生労働省が公開している「平成27年転職者実態調査の概況」から、「転職者の募集方法」を参考に作ったものです。

転職者の募集方法

このグラフを見ると、大手ほど民間の人材紹介会社を利用し、自社のウェブサイトに求人を公開していることがわかります。
つまり仕事を探すときは、次の5つを必ず利用することが大切です。

  • ハローワーク
  • 転職サイト
  • 転職エージェント
  • 求人雑誌・新聞
  • 求人企業のWEBサイト

全て利用することが難しい場合は、「ハローワーク」「転職サイト」「転職エージェント」は利用するようにしてください。

求人を探す5つの方法

実際に求人を探すときは、やみくもにハローワークに行って検索しているだけではダメです。
転職サイトに毎日アクセスして検索することも、あまり意味がありません。

求人媒体は非常に多くの種類があります。
やみくもに検索しても、情報が増えすぎてしまい、逆に混乱してしまいます。

求人を探すときは「更新のタイミング」を狙い、効率よく情報を集めて行くことが大切です。

ハローワーク

ハローワークには、地元の優良企業や中小企業の求人が集まりやすくなっています。
なぜならハローワークの利用は、求職者も求人企業も無料だからです。

民間の人材紹介会社を利用すると費用が掛かりますが、無料であれば求人を出しやすいですよね。
そのため求人掲載に費用をかけたくない、中小企業の求人が集まりやすいのです。

求人が更新されるタイミング

ハローワークの求人は、インターネットサービスより施設内のパソコンの方が早く更新されます。
そのため最新の情報を手に入れるためには、直接ハローワークに行くことが大切です。

ハローワークの更新のタイミングは次の通り。

  • 午前中に受け付けた求人は、その日の午後2時以降
  • 午後2時以降に受け付けた求人は、翌営業日まで

朝一番と午後3時に行けば、かなり多くの新着求人が見られるはずです。
1日2回もいけない方は、朝一で見に行くといいでしょう。

関連記事:ハローワークの利用の仕方と求人検索の4つのコツ

転職サイト

転職サイトには、1つの求人で大量の希望者を集めたい企業の求人が、集まりやすくなっています。
なぜなら利用者は無料で登録して求人検索ができる上に、自由に応募することができるからです。

ハローワークのように相談員が間に入ることはありません。
転職エージェントのように、キャリアコンサルタントが求人を紹介するシステムにもなっていません。

利用者が自分で求人を探し、自分で申し込むため、人気の高い求人には大勢が殺到することになります。

そのため1つの求人で大量に希望者を集めたい企業が、多くなるのです。

求人が更新されるタイミング

転職サイトを利用する場合も、求人が更新されるタイミングを狙って見に行きます。
更新のタイミングは転職サイトによって異なりますが、週2回の所が多いようです。

登録したサイトの更新日を確認して、効率よく情報を集めてください。

関連記事:転職サイトに登録する3つのメリットと利用の3つのポイント

職務経歴は必ず入力する

転職サイトを利用する最大のメリットは、職務経歴書を入力することで利用が可能になる、スカウト(オファー)メールです。
これは企業や転職エージェントから、「応募してみませんか」というスカウトを思わせるメールが届くことを言います。

簡単に言えば、職務経歴を入力しておくだけで、企業や転職エージェントからお誘いのメールが届くのです。

スカウト(オファー)メールは、転職サイトだけのサービスなので、職務経歴書は必ず入力してください。
一次面接免除、書類選考免除などの特典が付いていることもありますよ。

転職エージェント

転職エージェントは、ハローワークや転職サイトに出ていない非公開求人を多数持っています。
「非公開」の求人ですから、紹介してもらえればほかの求人よりも高確率で、採用される可能性があります。

また転職エージェントは、求人紹介から面接の段取りなど、転職に関わる作業をサポートしてくれます。
転職エージェントがサポートする内容は、主に次の6つ。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給与交渉

利用は無料です。
無料なのにこれだけのサービスを受けられますから、転職するときは必ず利用するべきでしょう。

企業のホームページ

大手企業ほど、自社のWEBサイトに求人情報を掲載します。
自社のWEBサイトですから、登録に関わる手続きも少なく、他の求人媒体よりも早く掲載されることが特徴です。

ただし全ての企業の情報を見ることはできませんので、ある程度狙いを定めて見に行く必要があります。
地元の優良企業や、興味のある企業は定期的にチェックすると、いいかもしれません。

縁故の紹介

求人を探す上で最も採用される可能性が高いのが、友人知人や親せきなどの紹介です。

縁故による紹介を期待するのなら、事前に仕事を探していることを、話しておくといいでしょう。
また今までの経歴や担当していた職務なども一緒に伝えておくと、紹介してくれる可能性が高くなります。

注意点としては「縁」のある方に紹介してもらう以上、簡単に辞めることはできません。
もし仕事で大きな失敗をすれば、紹介していただいた方の信用を傷つける可能性もあります。

自分で探すよりも仕事に対する責任が重くなることを覚悟して、紹介を依頼するようにしてください。

仕事が見つからない理由をチェックする

色々試してみたけれど、どうしても仕事が見つからない場合は、その理由をはっきりさせることが大切です。
まずはなぜ仕事が見つからないのかを考えてみましょう。
考えられる原因は次の3つ。

  • 希望する求人がない
  • 書類選考に通らない
  • 面接に通らない

ひとつずつ説明します。

希望する求人がない

希望する求人が見つからない場合は、希望が高すぎないかを確認してください。

  • 相場よりも高い給与を希望している
  • 未経験分野の仕事を探している
  • 希望を全て叶えようとしている

もし自分では判断が付かない場合は、キャリアコンサルタントに相談するべきです。
ハローワークでもキャリア相談は出来ますし、転職エージェントでもできます。

希望する求人が見つからない場合は、現実と何かがずれている可能性が高いので、まずはキャリア相談されることをオススメします。

書類選考に通らない場合

書類選考に通らない場合は、書類の書き方を変える必要があります。
まずはキャリアの棚卸をしたときに、書き出したものをよく見てください。

そこから希望する仕事と関連するスキルや経験を抜き出します。
そして職務経歴書には、関連するスキルや経験が目立つように書いていきます。

書類選考を通過するためのコツは、「会ってみたい」と思わせることです。
そのためには企業に近い人材だと思ってもらうことが大切です。

関連する経験やスキルを持っている方には、会って話を聞いてみたくなるものです。

面接に受からない場合

面接に受からない場合は、面接対策をしっかりと行うことがポイントになります。
面接対策は主に次の5つ。

  • 身だしなみに気を付ける
  • 質問に対する答えを用意する
  • 自己PRを1分間話せるよう考えておく
  • 最後の質問を用意する
  • 退職理由と志望動機はセットで話す

身だしなみは、誰が見ても清潔感を感じるようにすることが大切です。
また今まで面接を受けた経験を生かし、質問に対する答えを用意しておきましょう。

自己PRは1分程度で話すことが大切です。
選考書類でアピールした内容を含めつつ、相手が興味を持つことを話してください。

最後の質問は仕事や企業に対するものを2つほど用意してください。
最後の質問をするかしないかで、印象は大きく変わってきます。

そして話の筋がブレないように、退職理由と志望動機は関連付けて話すことが大切です。

転職エージェントを利用する

ひとりで転職活動を行っても、どうしても仕事が見つからない場合は、転職エージェントを利用してください。
先ほども紹介したように、転職エージェントは転職に関わるほぼすべてのことをサポートしてくれます。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給与交渉

無料でここまでのサポートが受けられるサービスは、他にはありません。
ひとりで転職活動を行うよりも、格段に次の仕事が見つけやすくなるはずです。

最後に

30代で仕事が見つからない方に向けて、仕事を見つける方法を紹介しました。

仕事が見つからないことで一番怖いのは、生活費が無くなることです。
在職中の転職活動であればその心配はありません。
ですがすでに退職している場合は注意が必要です。

退職してしばらくは、失業給付金や貯金で生活できます。
でも仕事探しが長期化した場合は、生活費が無くなる恐怖との闘いです。

最悪生活保護を受けることができますが、そうなる前に次の仕事を見つけたいですよね。
そのためにも、高すぎる希望は捨てて、現実的なところで仕事を探してください。

この記事が仕事を探している方の参考になれば、幸いです。